日教組「政策制度要求と提言(2026年度版)」、組合の発信ネタとしての活かし方

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「日教組から、また分厚い資料が届いた」。開いてはみたものの、どこから読めばいいか分からず、そのまま机の引き出しにしまい込んでしまった経験、ありませんか。せっかくの資料も、活かせなければもったいないですよね。

2026年度版「政策制度要求と提言」、テーマは「教育福祉」

日教組は2026年度版(第13集)となる「政策制度要求と提言」を公表しました。「『教育福祉(Edufare)』社会をめざし社会的対話をすすめよう」というテーマのもと、育休や人事、労働条件から教育予算まで、幅広い論点が整理されています。各種調査結果や教職員の声をもとにまとめられていて、単組・分会が学習会やニュースを作るときのネタ元として、そのまま使える内容になっています。

分厚い資料を、そのまま紹介しても読まれない

ただ、正直に言うと、このボリュームの資料をそのまま「こちらをご覧ください」と配っても、最後まで読んでもらえることはまずありません。私が執行部だった頃も、上部団体から届く資料をどう扱うかはいつも悩みの種でした。あるとき思い切って、資料全体を紹介するのをやめて、「自分たちの職場に一番関係のある項目を1つだけ選んで、1本のニュースにする」というやり方に切り替えたんです。すると、読んでもらえる実感が明らかに変わりました。

「自分ならここを1本のニュースにする」という視点で選ぶ

今回の要求書であれば、たとえば育休中の代替教員の確保、時間外勤務にまつわる処遇の考え方、教育予算の中身、といったあたりから、自分たちの分会で今いちばん関心が高いテーマを3つだけピックアップしてみてください。全部を紹介しようとせず、「これだけは知っておいてほしい」という項目に絞ることが、読んでもらうための一番の近道です。

上部団体の言葉を、自分たちの言葉に翻訳する

選んだ項目は、そのまま資料の文章を引用するのではなく、自分たちの職場の実感に置き換えて書き直すことをおすすめします。私自身、執行部時代は「この項目、うちの学校で言うとどういう場面のことだろう」と考えながら、資料の言葉を自分たちの言葉に翻訳する作業を大事にしていました。この作業自体が、実は執行部の力を育てることにもつながります。上部団体の資料を「配るもの」で終わらせず、「自分たちのニュースの材料」として使ってみませんか。