「また下がったらしいよ」で終わらせたくない
文部科学省の調査によると、教職員団体、いわゆる組合への加入率は長年にわたって下がり続けていて、今回の調査でもその流れに歯止めがかかっていません。この手のニュースが出るたびに、職員室では「また下がったらしいよ」という一言で片づけられて、それ以上話が広がらないことが多いように思います。でも、この数字の裏には、もっと語られるべき現実があるはずです。
委員長時代、組織拡大に苦労した話
私自身、委員長として組織拡大に取り組んでいた時期がありました。正直に言うと、うまくいかないことのほうが多かったです。新しく赴任してきた若い先生に組合の話をしても、「何をしているのか、正直よくわからない」と言われたことが何度もありました。加入率が下がっているのは、組合が魅力を失ったからというより、組合が何をしているのかが、単純に伝わっていないからなんじゃないか。あの頃、そう感じていました。
数字の裏にある「伝わっていない」という現実
加入率という数字だけを見ていると、「組合離れが進んでいる」という話に単純化されがちです。でも、実際に現場で若い先生たちと話していると、組合そのものへの反発というより、「存在は知っているけど、実態がよくわからないから距離を置いている」という声のほうが多い印象があります。だとすれば、必要なのは加入を呼びかけることそのものより先に、組合が何をしていて、何のためにあるのかを、きちんと言葉にして届けることなんじゃないかと思うんです。
組合の存在をどう伝えるか、そのための一歩
私たちWEBSON-UNIONがこうしてウェブでの発信にこだわっているのも、まさにこの「伝わっていない」という現実に向き合うためです。大きな組織拡大キャンペーンでなくても、月に1本、活動の様子や考え方を発信するだけで、「組合って、こういうことをしているんだ」と知ってもらえる機会は確実に増えます。数字を追いかける前に、まず伝える。そこから始めてみませんか。
一緒に、伝えることから育てていきませんか
加入率という数字にすぐに変化が出るわけではないかもしれません。でも、伝える努力を積み重ねることでしか、この数字は変わっていかないと私は思っています。小さな発信からで構いません。一緒に育てていきませんか。よろしくお願いします。

